中学校・高等学校向け音楽指導用教材 第1段
「DX-n」は、合唱を通して一人ひとりが主体的に学びに向かう力を育むための教育用アプリです。
アプリの活用によって、今までとは大きく異なる学習スタイルが実現可能となります。
合唱活動では「音を取る」という学習過程を避けて通ることはできません。
その学習過程の主導が音楽の先生や音楽が得意なパートリーダーにどうしても偏ってしまう場合もあり、
このことは学習者の主体性をいっそう育む上で今日的な課題と言えます。
「DX-n」は、学習者自身で歌う個所を考え、歌うパートや合わせて歌うパートを選び、各パートの音量を任意調整したりすることで、
自分自身の課題と向き合いながら学習を進めることが可能です。
それらによって、合唱における音取りの過程を一人ひとりが主体となって行い、
より良い音楽表現を創意工夫する児童・生徒の育成を目指しています。
「DX-n」は、一人ひとりの自律的な学習環境を確立し、音楽活動に確かな主体性を宿します。
△ DX-nベータ版を授業で活用している生徒たち
△ DX-n監修者の山崎朋子先生よりコメントをいただきました。
製品名【 DX-n 】には、次のような意味が込められています。
DX = デジタル技術を音楽教育の世界に浸透させ、音楽活動をより良いものへと変革する -n = パート数を自在に変えることができる |
※ なお、本製品の技術や発明等については現在、特許審査中です。
ひとり一台端末を用いて、1つの画面上で次のような操作が可能に
① 全てのパートの歌を流す
② 特定のパートの歌を流す
③ 任意の複数パートの歌を選んで流す
④ 特定のパートの歌のみを消す(マイナスワン機能)
⑤ 歌の全パート音量調整機能
⑥ 歌の全てのパートの音声は範唱動画と連動
⑦ ピアノパートの ON・OFF 機能
これらの機能は全て、学習者自身が端末上で操作可能です。
これらによって、音楽に対するアプローチが主体的(「教師→音楽」から「生徒→音楽」へ )となり、
合唱練習の音とり段階における自律的学習を実現させ、現状の課題解決を目指します。
多様なニーズに対応した活用の可能性
・ 既存のパート練習音源だけではできなかった学習活動ができる。
・ 音の重なり方をボタン操作ひとつで切り替えでき、
テクスチュア(音の重なり)の学習を効果的に行うことができる。
・ 通信制や長期欠席の生徒も家で合唱(他パートと合わせて歌う)できる。
・ 操作が感覚的で、特別支援学級や特別支援学校でも使いやすい。
・ 校内合唱コンコール等の行事の際は学級活動で使える。
・ 夏休み等で音取りおよび合わせて歌う課題を出せる。
範唱および動画は、プロ音楽家による渾身の演奏
歌い手やピアニストは、音楽界や学校教育の現場で実績のある演奏家や合唱曲作曲家の方です。
演奏者の歌声、表情や口の動き、身体の使い方など
歌唱表現のヒントをもらい、創意工夫溢れる音楽活動に繋げることができます。